月経前・月経中の身体や心の不調
- 真紀子 平良
- 4月1日
- 読了時間: 2分
『月経前』
PMS(月経前症候群)
月経開始の3〜10日くらい前から始まる精神的・身体的症状で、月経開始とともに減退・消失します。
〈身体の症状〉
・乳房の痛み
・お腹の張り、腰痛
・頭痛
・手足のむくみ
〈精神的な症状〉
・抑うつ気分
・怒りっぽくなる
・イライラする
・不安や混乱
・引きこもり
PMDD(月経前不快気分障害)
症状が現れる時期はPMSと同じですが、PMSよりも精神的な症状が強く現れます。
・抑うつ気分や落ち込みがひどい
・不安、緊張感、どうにもならならない、がけっぷちなどの感情がある
・拒絶や批判に対する感受性が高くなったり、情緒的に不安定だったり予測できなかったりする
・イライラしたり怒りっぽくなる
・趣味や日常生活に興味が薄れている
・物事に対する集中力が薄れている
・いつもより疲れていて、活動性が低い
・炭水化物を偏って摂食したり、同じものを食べ続けたりする
・睡眠過多だったり、睡眠不足だったりする
・限界感、自己喪失感がある
『月経中』
(月経困難症)
月経期間中には、痛みを始めとするさまざまな症状が起こります。
・下腹部痛
・腰痛
・腹部膨満感
・頭痛
・疲労
・脱力感
・食欲不振
・イライラ
・下痢
・憂うつ
特に月経中に起こる下腹部痛、腰痛、疲労感などの身体の症状や、イライラ、抑うつなどの心の症状が日常生活に支障をきたすほど強く出る状態を月経困難症といいます。
月経困難症には、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が原因となる場合もあります。
比較的軽症で、社会的生活上に影響が軽いようであれば、月経前の不調を改善するために鍼灸が有効な場合もありますので、お気軽にご相談ください。
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